くずまきってどんな町?

北緯40°ミルクとワインクリーンエネルギーのまち

ここは、大自然満喫エリア。
私たちの宝である ひと・地域・資源 を活かして磨き、新しい価値を創造。
夢を抱き、未来を拓く場所へようこそ。


町の概要

葛巻町は、四季の美しい自然と人々の笑顔が集う、東北一の酪農郷。町の西、くずまき高原牧場ではホルスタインがのんびりと草をはみ、自然の恵みをたっぷりと受けた乳製品が次々と生み出されています。同時に、グリーンツーリズム活動の拠点として、乳製品の製造工程の見学や、手作りアイスクリームの体験ができます。
また、町の北東、日本最大級の白樺美林で知られる平庭高原は、特産の山ぶどうを使って現在人気上昇中の「くずまき山ぶどうワイン・ジュース」の生産拠点でもあります。
一方、上外川高原牧場では大型の風力発電機が立ち並び、高原の風を受け発電しており、新世紀のクリーンエネルギー開発が着実に進められています。自然を守り、自然を生かす…。この町では、21世紀にふさわしい「自然との共生」が、何十年、何百年も前から人々の心に根付き、大切に守られています。あなたも、「ホンモノの自然」を体験してみませんか?


町の位置

日本の東北エリア、岩手県東北部に位置しています。北緯40°線上にあり、標高は400m。面積の86%が森林となっています。町内の袖山を水源として八戸市に至る馬淵川の本流・支流に沿ってわずかに低地が開ける地形があります。盛岡市、久慈市、岩手町などと隣接しており、国道281号・国道340号がそれぞれ東西南北に伸びています。中心市街地へは、盛岡市から車で90分、久慈市から60分のアクセスです。


町の歴史

葛巻は江戸時代に南部藩に属しており、後に分藩した八戸藩に属することととなりました。今でも南部・八戸のそれぞれの文化を垣間見ることができます。また野田から盛岡へ塩を運ぶ「塩の道」の街道となっており、宿場町として栄えた面影をまちなかで感じることができます。現在は町村合併の後に葛巻、江刈、田部の3つの地域で成り立つ町となっています。また明治25年の乳牛導入以来、先人のたゆまぬ努力によって、現在では牛の頭数・牛乳の生産量ともに東北一の酪農協となっています。林業は森林の持つ機能と調和した整備を進め、造林、伐採から木材の流通、加工まで、地場産材を利用した地域林業の確立を目指しています。さらに、町の資源を有効活用し、生産、製造、サービスを担当する4つの第三セクターを組み合わせた総合産業による地域活性化を進めています。


町の自然

標高が400m、場所によっては1,000mとなるところもあり、冷涼な気候といえます。平均気温は9.2℃で、平均積雪量は30cm程です。四季の移り変わりがハッキリとしているのが特徴で、春夏秋冬で様々な表情を見せる自然の豊かさが自慢です。町の木である白樺は、平庭高原エリアを始め町内各地に自生しており、車窓から眺める白樺林はドライブを盛り上げます。町内に源流がある馬淵川は八戸市を通じて太平洋に注いでいます。川にはイワナやヤマメなどの川魚の他、カモや白鳥などの飛来もご覧いただけます。


町の文化

葛巻町は山間高冷地につき、稲作にはあまり適さないため、昔から雑穀を栽培し、これを主食としてきました。そばの栽培も盛んに行われていますが、はっと や かっけなどを食べる文化も根付いています。豆すっとぎやへっちょこ団子などの手作りのお菓子は、昔なつかしい味わいが多くの方に人気です。継承されている文化として念仏やさんさ、葛巻神楽などがあり、地元の夏まつりには保存会の方々の努力により毎年披露されています。